
こんにちは。レティシアンスタッフのSです。
近年、ペットを家族の一員として考えるオーナー様が増え、「旅行も一緒に楽しみたい」という声をよく耳にするようになりました。その一方で、ペット同伴での長距離の車移動や公共交通機関の利用に不安があり「ハードルが高い」と感じている方も少なくないのではと思います。
そうした中で注目されているのが、ペット同伴を前提としたバスツアーです。オーナー様の運転の負担がなく、旅程もペットに配慮されているため、ペットとの初めての旅行として選ばれるケースも増えています。
目次
ペット同伴バスツアーとは?~ペットに寄り添ったバスツアーの特徴~
ペットに寄り添ったバスツアーの魅力は、単に「同伴できる」だけではなく、移動中から滞在先まで“ペットと一緒に快適に過ごせる工夫”が用意されている点にあります。近年では、愛犬との旅を前提にした専用バスを導入するサービスもあり、車内の設備や座席配置にまで配慮されたツアーが登場しています。
例えば、バスの中でペットが落ち着いて過ごせるようにスペースが確保されていたり、オーナー様の目の届く範囲で一緒に過ごせる設計になっていたりと、通常の団体旅行とは違った安心感があります。
またバスツアーの立ち寄り先は「ペット連れで楽しめる場所」を軸に組まれていることが多く、ドッグラン付き施設やペット同伴OKの観光スポット、自然の中を歩ける散策コースなどが旅程に含まれるケースもあります。
特にアクティブ派のオーナー様には、季節を感じながら愛犬と体を動かせる内容のツアーが人気です。ペット連れに理解のある施設が組み込まれていることが多く、「休憩のたびに気を遣って疲れてしまう」という不安が軽減されるのもポイントです。
さらに、こうしたペット同伴ツアーでは“犬連れ同士だからこそ分かり合える空気感”も魅力のひとつです。周囲の目を気にしすぎずに楽しめたり、情報交換ができたりと、オーナー様にとっても心強い環境になりやすいと感じます。初めてペットとの旅行に挑戦する場合にも適しており、旅程が整っているバスツアーは有力な選択肢として注目されています。
ペット同伴のバスツアーではどんな旅が選べる?

わんわんトラベル
わんわんトラベルは、愛犬と一緒に専用バスで参加できるバスツアーサービスです。実用新案取得の「愛犬専用バス」を使用し、バギーも置ける広々空間や互い違いの座席配置でストレスを軽減。滑りにくい床、防水・抗菌仕様の設備に加え、仕切りを作るためのロールスクリーンでプライベート空間も確保でき、車内でも快適に過ごせる配慮がみられます。
愛犬と一緒に参加できる日帰りバスツアーを中心に、群馬のロックハート城など、写真映えする観光スポットを巡るプランもあり、旅行気分を楽しみながら思い出作りができるのが魅力です。また春〜秋には、観光名所や花畑、体験イベントなど季節感を味わえる内容も多く、ペットとのおでかけの幅が広がります。
また専用バスの広さを活かし、小型犬だけでなく大型犬も同伴できるプランがある点も特徴です。
vipわんツアー
vipわんツアーは、愛犬と一緒に楽しめる日帰りバスツアーサービスです。東京発を中心に、季節ごとの人気スポット巡りやイルミネーション観賞、いちご狩り・ランチ付きプランなど、バラエティ豊かなコースが用意されています。ツアー中は安全性を高めるためにドライブボックスや専用シートベルトの装備があり、小型犬から中型犬まで同伴可能です。添乗員が同行し、清潔な車内環境で安心して旅を楽しめるのも魅力です。
季節企画や早割などおトクな予約特典もあるので、愛犬との思い出作りを気軽に叶えられます。
わんバス
わんバスツアーは、東京・大阪・名古屋など全国各地発着で、愛犬と一緒に参加できるバス旅行を企画するバスツアーサービスです。座席にはシートカバーが設置され、抜け毛や粗相への配慮がなされた環境で快適に過ごせるのが特徴。オーナー様がトイレや買い物で離れる際にはスタッフが愛犬を預かるサービスもあり、ひとり参加でも不安なく楽しめるのも嬉しいところです。また、小型犬から大型犬まで幅広く同伴可能で、保険加入により旅の安心感も高められています。季節ごとのウォーキングや果物狩りなど、思い出作りの旅が多彩に用意されています。
Happyわんこinバスツアー
Happyわんこinバスツアーは、東関交通が企画・運営する愛犬同伴バス旅行で、愛犬と一緒に人気の観光地へ出かけられるプランが魅力です。バス車内には空気清浄機やワンちゃん専用シートが設置され、清潔で快適に過ごせる環境が整っています。休憩は1〜1.5時間ごとにあり、トイレやお散歩も安心。ワンちゃん好きなスタッフさんが同行し、ひとり参加でもサポートしていただけるので、初めての愛犬旅にもおすすめです。春〜秋の花畑や公園など、自然を感じる行き先が多く、思い出深い休日を演出してくれます。
我が家の体験記「スノートレッキングバスツアー」に参加してきました

ここでは、実際に私が参加したペット同伴バスツアーの体験をご紹介します。
私は以前から「我が家の犬に雪遊びを体験させてみたい」と思っていたため、今回は「富士見パノラマリゾート行きのスノートレッキングバスツアー」に参加しました。
当日は朝7時半に新宿駅を出発し、途中「清里オーベルジュ」でランチを楽しんだ後、メイン目的地の「富士見パノラマリゾート」へ向かいます。帰りは19時半に新宿駅へ到着するプランで、日帰りでもしっかり満喫できるスケジュールでした。
まずバスに乗車する際、混合ワクチンと狂犬病予防注射の接種証明書を提示します。また、車内では抜け毛対策として洋服の着用、マナー面を考慮してマナーおむつの着用をお願いしたいと事前に案内があったため、我が家も指示どおり準備して参加しました。
途中、ドッグランのあるパーキングエリアで休憩を挟みながら、「清里オーベルジュ」に到着。こちらはペット同伴で店内に入れるため、我が家の犬にもおやつをあげながら、一緒に楽しくランチタイムを過ごせました。自家栽培の無農薬野菜や地元食材を使ったお料理はとても美味しく、もうすでに幸せな気分に。八ヶ岳エリアならではのワインやぶどうジュースも用意されており、バスツアーだからこそ気兼ねなく楽しめる点も魅力的だと感じました。
「清里オーベルジュ」にはドッグランも併設されており、利用する予定だったのですが、この日は高速道路の渋滞でスケジュールが押してしまい、残念ながら時間の都合で立ち寄れませんでした。広い高原の草地の中で、ワンちゃんがノーリードで走り回れる自由スペースとして人気と聞いていたので、楽しみにしていただけに少し心残りです。
ただ、車移動の場合は渋滞で予定どおりに進まないこともあるため、ここは仕方ない部分かなと思います。その代わり…ではありませんが、馬やウサギと触れ合うことができ、思い出に残る時間になりました。

その後、再びバスに乗り込み、メイン目的地の「富士見パノラマリゾート」へ向かいました。
「富士見パノラマリゾート」は長野県・富士見町にある山岳リゾートで、四季を通じて豊かな自然を楽しめるのが魅力です。高原の澄んだ空気と雄大な景色は、都会では味わえない開放感に満ちています。特に印象的だったのが、標高1,780mまで一気に運んでくれるゴンドラ。リードをつけたまま乗車でき、ケージやキャリーが不要なうえ、大型犬も無理なく利用できるのが大きな特徴です。我が家が訪れたのは雪のシーズンだったため、“一面銀世界の空中散歩”のような体験ができ、とても良い思い出になりました。
山頂エリアには整備されたトレッキングコースがあり、今回参加したプランではスノーシューとよばれる専用シューズを履いて雪道を歩きました。雪が初めてだった我が家の犬は、最初は戸惑って固まってしまったのですが、私が歩き出すと少しずつついてきてくれるように。歩き進めると開けたスペースがあり、大型のワンちゃんたちはロングリードに付け替えて、おもちゃ遊びをしながら元気いっぱいに走り回っていました。
私は「犬はみんな雪が好き」と思い込んでいたのですが、我が家の犬はそこまでテンションが上がらなかったようで…(笑)。それでも、“うちの子はこういうタイプなのだな”と知ることができたのは、とても貴重な体験だったと思います。
そして何より、雪道の運転に自信がなかった私にとって、バスツアーで安全に目的地まで連れて行ってもらえたことは本当にありがたく感じました。冬のおでかけは魅力が多い一方で、移動の不安がネックになりがちですが、バスツアーならそのハードルをぐっと下げてくれると実感しました。
とても充実した1日だったため、帰りのバスでは我が家の犬も私もすっかり疲れてしまい、気づけば熟睡していました。どうやら帰り道も渋滞していたようですが、目を覚ました頃にはもう新宿駅付近に到着していて、移動の負担をほとんど感じずに帰ることができました。
おでかけを思いきり楽しんだ後は「帰り道が心配…」と感じることもありますが、バスツアーなら移動中もゆっくり過ごせるのが大きな魅力だと改めて実感しました。
参加前に知っておきたい注意点+事前準備のポイント

魅力たっぷりなペット同伴バスツアーですが、参加前にいくつかの注意点を知っておくことでより安心で快適な旅となります。特に普段から車移動に慣れていないペットにとっては、長時間の移動や環境の変化がストレスになりやすいので、事前準備が重要です。
注意点その1:車での移動に慣れさせよう
車に慣れているかどうかは大きなポイントです。バスツアーは一般的なドライブとは異なり、揺れやエンジン音が長く続くこともあります。普段から短時間でも車に乗せて慣れさせておくと、当日の不安やストレスをぐっと軽減できます。これは「移動自体が楽しい体験」という印象にもつながり、ペットにとって安心できる旅の第一歩です。
注意点その2:体調管理はしっかりと
体調管理も見落とせないポイントです。ツアー当日は朝食の時間や水分補給のタイミングを工夫し、体調に変化がないかを確認してから参加しましょう。寒暖差や季節特有の環境変化に弱いペットもいるため、気温・湿度・休憩頻度などもあらかじめチェックしておくと安心です。
注意点その3:いつもと違う環境への慣れも
バス内には多くのペットや人が同乗するため、性格や慣れの違いによる刺激が不可避です。他のペットが近くにいると落ち着かない子や、音に敏感な子もいます。常にオーナー様のそばにいられるとはいえ、待機中の過ごし方やクレートトレーニングを日頃から行っておくことで、ストレスの軽減につながります。
注意点その4:排泄や食事には要注意
頻繁な休憩があるとはいえ、トイレや散歩のタイミングが普段とズレることもあります。慣れない環境での排泄や食事は上手くいかないことがあるので、使い慣れたトイレシートやおやつなどを用意すること、そして休憩時は無理に長時間歩かせすぎないことも大切です。
注意点その5:万が一に備えて書類を携帯
バスツアーは安全面に配慮されたサービスとはいえ、万が一に備えてペットの健康状態の記録やワクチン証明書の用意、普段飲んでいる薬の情報などを手元に準備しておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
このように、「車に慣れておく」「体調管理を徹底する」「休憩や刺激に配慮する」など、参加前の準備をしっかり行うことで、ペットもオーナー様も安心してバスツアーを楽しむことができるでしょう。

車移動に慣れるための準備については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
【愛犬と一緒におでかけ】~車でのおでかけ・ドライブデビュー~
持ち物チェックリスト
・リード
・首輪やハーネス
・キャリー、クレート、ドライブベッドなどペットが安心できるもの
・トイレ用品(マナーおむつ、トイレシート、うんち袋など)
・ウェットティッシュ
・消臭スプレー
・タオル(体拭き、敷物、汚れ対応)
・水
・給水ボトル、折りたたみ食器
・いつものフード
・いつものおやつ(ご褒美、落ち着かせるため)
・常備薬
・お気に入りのおもちゃ
~季節にあわせて~
夏
・保冷剤、クールマット
・虫よけスプレー
冬
・ブランケット
・暖かい洋服
・靴(雪遊びをする場合など必要に応じて)
バスツアーが向いているペット・向いていないペット

ペット同伴バスツアーは、移動や観光がセットになっていて、オーナー様にとっては挑戦しやすい旅行スタイルです。
ただし、すべてのペットに同じように向いているわけではありません。
旅を楽しい思い出にするためには、「うちの子の性格や体調に合っているか」を事前に考えておくことがとても大切です。
バスツアーが比較的向いているペット
人や音に慣れていて環境の変化に強い子にバスツアーはおすすめできます。
車に乗ることに抵抗が少なく、キャリーやクレートの中でも落ち着いて過ごせるペットは、移動中のストレスが少なくなります。また、休憩時に外の環境で排泄ができる子、知らない場所でもオーナー様の声かけで安心できるタイプの子などは、旅先でもスムーズに行動しやすいでしょう。
特にワンちゃんの場合は、普段からお散歩が好きで外出に慣れている子ほど、旅行を「楽しいイベント」として受け止めやすいと感じます。
バスツアーへの参加をおすすめできないペット
一方で、慎重に判断したいのは、怖がりで音や揺れに敏感な子や、他の犬・人が近くにいる状況が苦手な子です。
バスツアーは他の参加者やペットと同じ空間で過ごす時間が長くなるため、気配や鳴き声が刺激になり、落ち着けない場合があります。また、車酔いしやすい子や、持病がある子、高齢のペットなどは、移動時間や気温差によって体調を崩すリスクもあるため、無理のない範囲で計画することが重要です。
「旅行に連れて行きたい」という気持ちはとても素敵ですが、旅を楽しめるかどうかはペットの性格や体調によって大きく変わります。初めての子は、まず短時間の外出やドライブで練習してみたり、日帰りの短めコースから選んだりすると安心です。ペットにとってもオーナー様にとっても負担の少ない形を選ぶことが、楽しい思い出につながります。
まとめ

ペット同伴バスツアーは、条件が合えばとても心強い旅行スタイルだと感じました。運転の負担がなく、行程もペット連れを前提に組まれているため、初めてのペット旅行でも挑戦しやすいのが魅力です。移動中もオーナー様がペットの様子を確認しやすく、休憩場所や立ち寄り先にも配慮があることで、「ペットと一緒におでかけしたいけれど不安がある」という方にとって最適な選択肢になると思います。
我が家の犬は家族が近くにいれば落ち着いて過ごせるタイプなので、他のワンちゃんやオーナー様がいる環境でも大きな問題はありませんでした。しかし車移動はあまり得意ではなく、長時間の乗車が続くと疲れやすい子でもあるため、移動時間が長すぎないツアー、さらにこまめに休憩があるプランを選ぶようにしています。今回の体験からも、旅を楽しむためには行き先だけでなく、ペットの性格や体力に合わせたツアー選びがとても大切だと改めて実感しました。
ペットとの旅行は、特別な思い出になる反面、環境の変化や移動の負担がストレスになることもあります。だからこそ無理のない範囲で少しずつ経験を積み、ペットにとっても「安心できる楽しい時間」になる形を選ぶことが大切です。オーナー様とペットの双方が心地よく過ごせるスタイルを見つけながら、これからも一緒に素敵な思い出を増やしていきたいですね。